「しばき隊リンチ・でっち上げ事件」の真相

2019年6月11日、最高裁判所は、「しばき隊リンチ事件」「十三ベース事件」「M君事件」等と称された事件について、上告棄却、上告受理不受理の決定を下したことにより、全て決着した。

結論から言えば、判決の結果はすでに確定した刑事事件と全く同一であり、以下のとおりである。

  • 当方依頼人2名と他の1名……完全に無実、賠償責任なし
  • 実行犯1名……全体の損害について賠償命令
  • 実行犯の行動を止め、一度だけ平手打ちをした者……実行犯との共犯関係は一切なし、1万円の賠償のみ

要するに、本件は、完全な単独犯行の事件であり、「リンチ」ではないのである。したがって、本件を以後「しばき隊リンチ・でっち上げ事件」と呼称することとする。

本件は、多くの無関係な人々を巻き込み、多くの人々の名誉と人生を傷つけた事案である。この判決を機に、デマに踊った人々が正気を取り戻し、ネット上の誹謗中傷が収束することを願ってやまない。その願いを込めて、本件の判決全文を以下に公開することとする。

「しばき隊リンチ・でっち上げ事件」一審判決

「しばき隊リンチ・でっち上げ事件」控訴審判決

「しばき隊リンチ・でっち上げ事件」最高裁決定書

弁護士 神原 元