3月11日(火)、自由法曹団神奈川支部の主催で行われた『モンサントの不自然な食べもの』の上映会に参加しました。
この映画はアメリカに本社を構え、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、枯れ葉剤、牛成長ホルモン、除草剤ラウンドアップ、遺伝子組み換え作物の開発企業「モンサント社」の実態を描いたドキュメンタリー。
本作の監督であるフランスのジャーナリストが世界を飛び回る中で耳にする「モンサント社」の噂を確かめるためにインターネットで情報を集め、さらにはアメリカ・メキシコ・イギリス・インド等の現地に赴き実態を調査するという内容です。
実態調査で明らかになったのは、
・「モンサント社」は地球や環境に優しいという言葉を使い、生物や環境への安全を考慮せず、企業の利益を最優先に考えた製品を販売している。つまり生物多様性を破壊していること。
・ポリ塩化ビフェニル(PCB)は体内取り込まれるとガンや内臓疾患、糖尿病等の問題を引き起こすこと。
・遺伝子組み換え(GM)作物は安全性の審査が不十分であり、知らず知らずのうちに口にしている可能性がある。さらに、遺伝子組み換え作物は在来作物を絶滅させる危険があること。
このように「モンサント社」は自然環境や生物の健康を破壊しているにも関わらず、食料の世界支配を目指し、種や水を独占しようとしています!驚きです…。
日本がTPPに参加することで「遺伝子組み換え」食品の表示義務が変更になり、危険な食べものが日本に多く輸入されるようになります。
人々の健康は食べものによって左右されると言っても過言ではありません。
作物は自然環境の中で育つので、もちろん環境も守らなければなりません。
この映画を観て、TPP参加については慎重に検討してほしいと改めて思いました。